院長の診療目標および理念
「東西融合医療;東洋医学と西洋医学のお互いの利点をうまく活かし、双方の強みを最大限に引き出し、各々の患者さんの適合性およびニーズに合わせて施す医療」を目指します。
二十数年の臨床経験が生んだ私の診療スタイルから、慢性疾患なら、漢方『四診』のなかでもとくに『腹診』を重視しています。
「既往生活の積み重ね」は必ず表現形としてお腹に出るので、腹診によって患者さんの体質と現在身体不調の原因を知り、それを取り除くために役立つ「中庸」に立脚した『漢方養生』に重点を置いた生活指導を行います。
その際、「生活習慣の是正」だけでは治りにくい、あるいは治るまでに時間のかかるものには漢方治療を加え、場合によっては鍼の施術も併用して病気の治癒や免疫力を高めていきます。
また、西洋医学的なアプローチが必要と判断したものには、西洋医学的な検査と西洋薬の併用も必ず行ないます。もちろん患者さんにより西洋医学の治療が適切なものや、手術を必要とするものは、必ず専門の先生に紹介し、委ねるか、併診するか、最善な対処を致します。いわゆる「病を診て人を診る」というトータルケアを行うスタイルであります。
私の診療理念の柱である「実際年齢よりも若い体作り」と「病になりにくい体作り」を通して、漢方医療頼クリニックに通院していただく患者さんに、日々の健康維持に少しでも貢献できるように親身に診療に当たって参ります。
ドクター(院長)紹介
頼 建守(らい けんしゅ)
院長:頼 建守
台湾生まれ。1980年来日。
1989年慶應義塾大学医学部を卒業してから産婦人科医になり、婦人科の癌治療に興味をもち、最初手術と癌の化学療法に専念していました。
坐骨神経痛を患って、整形外科に1年以上かかっても「神経根ブロック」で治らない腰痛としびれが台湾・中国医薬大学の「張德玉医師」の湯液治療と鍼灸治療によってわずか2ヶ月くらい改善したため、漢方湯液治療と鍼灸治療にぞっこん。
日本においては、北里研究所東洋医学総合研究所で2年半丁宗鐵先生に、またその後花輪壽彦所長に師事し、さらに藤門会の主宰である福田佳弘先生に師事し、東洋医学の基礎と臨床を勉強し、2002年新宿海上ビル診療所の常勤医となりました。その後、漢方と西洋医学の融合に対して先見の明をもつ新宿海上ビル診療所の西元慶治理事長のご抜擢があり、漢方診療に没頭できて、さらに東洋医学と西洋医学の融合に精力を尽すことができました。
現在、経絡理論を従来日本の腹診に取り入れて「経絡胸・腹診による病態治療」を目指し、日々自分なりの診療スタイルを研鑽しております。
●言語
日本語、北京語、台湾語、英語
●学歴
1989年 慶應義塾大学医学部 卒業
●職歴
1989年5月~1990年5月 慶應義塾大学病院産婦人科(研修医)
1990年6月~1991年5月 国立埼玉病院産婦人科(研修医)
1991年6月~1992年5月 東京歯科大学付属市川総合病院産婦人科
1992年6月~1995年6月 慶應義塾大学病院産婦人科
1995年9月~1997年4月 国立埼玉病院産婦人科
1997年5月~1999年4月 北里研究所東洋医学総合研究所漢方科
1999年5月~2013年3月 北里大学東洋医学総合研究所漢方科客員医師
1999年5月~2013年6月 新宿海上ビル診療所 漢方科・婦人科医師
2013年9月~ 漢方医療 頼クリニック開業
●タイトル
2005年4月~2007年4月 新宿海上ビル診療所 つるかめ漢方センター副所長
2006年6月~2013年6月 新宿海上ビル診療所副院長
2007年5月~2013年6月 新宿海上ビル診療所 つるかめ漢方センター所長
2010年4月~2011年3月 慶應義塾大学病院 漢方センター非常勤講師
2006年4月~ 東京医科歯科大学老年病内科臨床准教授
2007年4月~ 東京医科歯科大学老年病内科非常勤講師
●所属学会
日本東洋医学会
日本産科婦人科学会
日本女性医学会
●資格
日本東洋医学会専門医