診療科目
漢方医学においては全般を拝見します。
得意な分野では
●漢方婦人科
不妊症、
月経不順、二次性無月経、
更年期障害のホットフラッシュ(冷えのぼせ、多汗)、
月経前症候群
身体症状:乳房痛、乳房緊満感、頭痛、頭重、めまい、
カゼよう症状など
精神症状:イライラ、怒りっぽさ、不安感、焦燥感など
子宮内膜症、子宮筋腫などにともなう月経困難症、過多月経、
帯下、陰部瘙痒症
【第2診察室】
●漢方産科
妊娠中毒症、妊娠中のマイナートラブル(切迫流産・切迫早産の症状緩和)、
産後のマイナートラブル(悪露・子宮復古不全など)
●漢方皮膚科
アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、皮膚瘙痒症、 じんま疹、湿疹、乾癬、難治性にきび、肌荒れ、肝斑、しみ
●漢方消化器内科
口内炎、舌痛症、逆流食道炎、胃腸炎、食欲不振、消化不良、 過敏性腸症候群、習慣性便秘、習慣性下痢、痔、クローン病、潰瘍性大腸炎
●漢方耳鼻咽喉科/漢方呼吸器内科
アレルギー性鼻炎、花粉症、後鼻漏、蓄膿症、 感冒、インフルエンザ、咳喘息、 めまい、立ちくらみ、耳鳴、難聴
●頭頚部のこり・痛み症状
【第1診察室】
慢性頭痛、頭重、肩こり
●整形・運動器領域における疼痛性疾患
椎間板ヘルニア・脊椎狭窄症から来した腰痛・しびれ、変形性膝関節症、関節リウマチなどから来した腰痛・神経痛・関節痛、骨折・打撲における疼痛緩和と早期治癒、突発性浮腫
●漢方泌尿器科
過活動膀胱、頻尿、尿漏れ、夜尿、 尿閉、残尿感、くり返しの膀胱炎
●漢方小児科
小児夜尿症、疳の虫、夜泣き、歯ぎしり、 小児アレルギー性皮膚炎、小児湿疹、虚弱体質
●漢方心療内科
自律神経失調症、不安神経症、軽症うつ病
●がんのバックアップ療法
抗癌剤副作用の緩和、免疫機能の向上
●他にも
糖尿病にともなう口渇症・体熱感の緩和、肥満症、メタボリック症候群の体質改善、バセドウ病の症状改善、慢性疲労症候群の疲労改善、多汗症
西洋医学の範疇では
●婦人科
【内診室】
更年期障害のホルモン補充療法、
月経前症候群・月経困難症、子宮内膜症における低用量ピル治療、
子宮筋腫・子宮内膜症におけるホルモン療法、
骨粗鬆症の治療、
子宮頸癌、子宮体癌、卵巣腫瘍の定期検診
●生活習慣病
メタボリック症候群、脂質異常症(高脂血症)、 高血圧、高尿酸血症、軽症糖尿病における西洋医学的検査と西洋内服薬による治療
●アレルギー性疾患
アトピー性皮膚炎、じんま疹、湿疹、 アレルギー性鼻炎、花粉症など による抗アレルギー薬の治療を中心として拝見します。
私のおこなう胸・腹経絡診について
北里大学東洋医学総合研究所漢方科で学んだ腹診(日本東洋医学会が推奨した方法)をベースに、さらに鍼灸の「経絡理論」を取り入れて診察します。
通常腹診でおこなう圧痛点という「点」だけの診察法から、その圧痛点の延長「線」にある経絡全長の状態、また複数の経絡を組み合わせた「面」の状態を、より細かく立体的に体の現状を分析し、個々患者さんの体質および体調不良の原因を総合的にさぐります。
●診察する部位:
【待合室】
前胸部・腹部の「任脈、腎経、胃経、脾経」
側腹部の「肝経、胆経」
背中の「督脈、膀胱経」
ふくらはぎ
これらの経絡を按圧し、経絡に沿った張り・痛みの有無を確認しながら、
より多い体の情報を得、体調不良の原因を分析します。
たとえば
腎経、脾経、胆経、ふくらはぎ:水分代謝の良否を知るのに重要です。
肝経、胆経:ストレス・自律神経調節乱れの有無を知るのに重要です。
胃経:過食の有無を知るのに重要です。
腎経:多飲の有無を知るのに重要です。
投薬について
■漢方薬・西洋薬はすべて院外処方です。
■漢方薬は、エキス製剤だけでなく、
煎じ薬(生薬よりの組み合わせ)も処方できます。
煎じ薬の場合は個々の患者さんに応じた生薬の細かい調節(加減)を行い、
漢方本来の持ち味を存分に生かすことができ、よりオーダーメイドの処方になります。
エキス製剤も、煎じ薬(生薬)も保険診療です。
■高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症、膠原病などといった内科代謝性疾患については、現在の標準的な治療からかけ離れない治療内容を心がけています。優先的に、あるいは積極的に種々西洋薬の併用をお勧めすることもあります。
これらの「生活習慣病」に、漢方養生指導の介入をしながら、また漢方薬を用いて体質の改善を測り、そのうち西洋薬を必要、最小限にもっていけるように心がけて健康管理および治療をさせていただきます。
■処方した漢方薬・西洋薬は、保険調剤薬局でお受取いただきます。
調剤薬局はクリニックの近隣にもいくつかあります。
しかし、「漢方煎じ薬」、「漢方生薬末」は保険調剤しているところが限られます。
お心当たりがなければご相談ください。